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yogaと歩むmanzanitaの心の散歩


by manzanaroja
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4才のあらぼん

4才のあらぼん_b0120173_21312196.jpgQ太郎ママの新盆。
群馬では「あらぼん」と呼ぶそうです。

長男であるQ太郎が中心となり、
お姉ちゃん夫婦、私の、いわゆる「若い者たち」で大奮闘!!!
たくさんの失敗。親戚やご近所とのお付き合いの難しさ…。
すべてを投げ出したくなるほどでした。

そんな中、4才の甥っ子の存在は、とっても大きかった!
彼の目線でお盆を経験することで、原点に戻ることができたのです。


4才のあらぼん_b0120173_21554438.jpg馬と牛の人形を置くとき。
精霊棚の前で手を合わせるとき。
お墓に霊をお迎えに行くとき。

すべてが「?」の甥っ子。
ひとつひとつ説明をしていると、
「慣習」に縛られていた自分に気付きます。
本来の意味、本来の心が戻ってきます。
みんなの顔に笑みがこぼれます。

そして、すべての行為が豊かで温かいものに変わる。


4才のあらぼん_b0120173_21561179.jpg
涼しくなった夜。
Q太郎ママとやりたくて、ずっと出来なかった花火を。
甥っ子とやりました。
初めての手持ち花火に大興奮の甥っ子!
最高に楽しかったです!!!
# by manzanaroja | 2007-08-15 22:11 | Ninos<こども達>

まえばしのなつ

まえばしのなつ_b0120173_20552657.jpg

日曜日から前橋に来ています。
Q太郎の生まれ育った土地です。

猛暑の日々。
ニュースで必ず名前の出る前橋ですから。
けれど、都会とはちょっと違う猛暑。
広い空、溢れる緑、朝晩の涼しさ、無数の星たち。
暑い中にも、心がすぅーっと洗われるような瞬間がここにはあります。

同時に、地球の病がどんどん進んでいること。
都会の症状は末期だということ。
ひしひしと肌で感じます。

大自然の中、笑顔ではしゃぐ甥っ子を見て。
この子が歩む未来の地球を守りたい。
つよく思います。
# by manzanaroja | 2007-08-14 20:55 | Naturaleza<自然>

スパイス

スパイス_b0120173_2233424.jpg新しい環境の中でもがくこと10日。
やっと視点が定まってきた感じ。
この調子。この調子。
今はスポンジになりきろう。

しかし。
新しいことに気を取られている間。
いつも習慣でやっていることに全く手が回らない。
食事も大ざっぱになるし。
部屋の中は汚いし。
「とりあえず」が増えるし。
連日の暑さで体力は消耗するし。

10日目にして、ふと気づく。
あちゃぁぁぁ・・・。生活が乱れてる。

そんな時、冷蔵庫を開けると、巨大タッパー。
何と大好物の「トマトたっぷりロールキャベツ」!!!
ママがそっと置いていってくれた。
あれ?ドロドロだったはずのキッチン回りもピッカピカに輝いてる。

何で分かるの?
そのタイミング、不思議でしょうがない。
やさしい言葉は決して使わない、クールなママ。
でも、私のリズムをよく知っている。
その何気ない後押しが、これまたクール。

季節の食材に想いをスパイス。
こうやって作った食事は、
身体の中で素敵な働きをするって知ってました?
弱ってるときこそ、このスパイスが欠かせないかもね。

ありがとう!
# by manzanaroja | 2007-08-10 22:39 | Comida<食>

小さなウソ

小さなウソ_b0120173_21404315.jpg
今日、小さなウソをついた。

世の中には、いろんな人がいる。
 ウソをつかない人。
 ウソをつけない人。
 ウソを上手に使える人。
 ウソしかつけない人。

ウソの種類もいろいろある。
 人を幸せにするウソ。
 人を不幸にするウソ。
 自分を守ってくれるウソ。
 自分を苦しめるウソ。
 物事を円滑にするウソ。
 物事を台無しにするウソ。

「自分」とよく相談して。
「相手」のことをよく考えて。
「状況」をよく見極めて。
大人になったら、上手にウソを使う力が必要だと思う。

時には「自分」に対しても。
「ハッタリ」って案外いいもの。
自分を高めてくれたりする。


・・・今日のウソは。
少し反省の残るウソだった。
# by manzanaroja | 2007-08-09 21:55 | Encuentro<出会い・発見>

想いをつなぐ手紙

この夏、久しぶりに手紙を書いた。
しかも大量に。
Q太郎ママが生前お世話になっていた方々へのお礼の手紙です。
公私に渡って幅広い人脈を持っていたQ太郎ママ。
それゆえの量。Q太郎と手分けをして書くことにした。

幼い頃から手紙を書くという習慣があった私。
字を書くこと自体も好き。今回も楽しみながら次々と仕上げていった。

一方Q太郎は……まだ1枚も仕上がってない!?
しかも彼の回りには失敗した便箋が20枚くらい散らばってる。
君はスランプに陥った作家か?
思わずいつもの調子で「何やってんの!」と言いそうになった。
けど、まてまてと自分をなだめた。

そうだった。
Q太郎の字は、お世辞にも上手とは言えない。
例えるならアラビア文字のよう。彼の走り書きメモは、残念ながら私にも読めない。
字を書くことも、手紙を書くことも、言ってみれば「苦手分野」。
そんな彼が、肩にめいっぱい力を入れながら、
一文字一文字、心を込めて書いていたんです。
そして失敗すると、本当に残念そうに「あぁぁ~~」「くそぉぉ~~」と言って。
思わず私も書いていた手を止め、
「がんばれ~落ち着け~」と応援モードに入ってしまいました。

やっと仕上がったQ太郎の手紙。
上手い下手は関係なく、文字には、その人の想いや人柄が表れるものですね。
彼の字は最高に丁寧で、相手の方への感謝の気持ち、
そして何より、ママへの愛に溢れていました。
結局、Q太郎が仕上げた手紙の数はとても少なかった。
でも、彼の手紙を受け取った人はラッキーだな、なんて思ってしまいます。


数日すると、うれしいことに沢山の方からお返事が戻ってきた。
手書きの温かい手紙ばかり。
どの手紙にも、生前のQ太郎ママとのエピソードが綴られていました。
そして驚いたことに!
その全てが、Q太郎ママから私が直接聞いたことのある話だったんです!
あぁ、この人だったんだ!と読みながら何度も思った。

Q太郎ママとの付き合いは短かったけれど、彼女と密な時間を過ごしていた自分、
彼女と何年分もの会話をしていた自分に気づいた。
想いをつなぐ手紙_b0120173_21522768.jpg

Q太郎の想い、ママの想い、ママを支えてくれた人たちの想い。
いろんな想いを届けてくれた手紙。

幸せでいっぱいです。
# by manzanaroja | 2007-08-08 22:19 | Amor<愛>