UAを聴きながらサンマを食す
2007年 10月 29日
ある時、『黄金の緑』を耳にしてから。
心が鳴った。
大抵の場合、私は初めて聴く曲の歌詞を全く聴いてない。聴こえてこないと言うべきか。
歌声は楽器のひとつという感覚でいるのかな。
だからこそ、一度でそのメッセージが入ってくる曲には、特別なものを感じずにはいられない。
そして実は。恥ずかしながら、彼女の曲をまともに聴いたことが今まで一度もなかった。
「いい曲」と思うくらいで、交わることはなく。それが突然、グッと距離が縮まってしまった。
不思議なもので、気になりだすとインタビュー記事やら何やらが自然と手元に集まってくる。
彼女の人となりとか、アーティストとしての歩みとか、考えてることとか。
響いた。響きまくった。
彼女が音楽を通して伝えようとしてること。
私がyogaを通して伝えたいこと。
すごく似ている気がした。
自分の中のセンターを感じることだったり、自然との繋がりを知ることだったり。
「いま」を享受することの大切さだったり、子どもという存在から学ぶことがらだったり。
彼女はずっと発していたのかもしれないね。
いや、今の彼女だから発することができるのかもしれない。
そうは言っても、数年前の私ではそれをキャッチできなかったわけで。
それをいま、感じられること、共有できることがなんだかうれしい。
めずらしく、アルバムというものを自分で購入してしまった。
今夜は、UAを聴きながらサンマを頂く。
なんだか、身の回りにあるすべてのものが繋がっている感覚。
サンマもご飯も野菜たちも。全部自分と繋がってる。
10倍も20倍もおいしく感じられた。
「おいしい!」の言葉が、笑顔をさらに豊かにしてくれる。
明日のためのご飯を研ぐ。一粒一粒が大切に思えて仕方がない。
小さなものの先にある、大きなもの。
すべては繋がっているから。手の届く範囲でいい。
大切に思ってる気持ちを、行動に移していこう。
by manzanaroja
| 2007-10-29 23:58
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